Interview
一人じゃない。仲間がいる。
だから、課題に立ち向かえる。
もっといい仕事ができる。
H.S
営業推進部 事業投資室 兼務スタートアップ共創室 /
2022年入社 / 工学部ロボティクス分野修了
- 不動産部門
- 2020年代入社
- 新卒入社
学生時代はバレーボール部に所属し、部活優先の日々を送っていた。大学では工学部に進み、大学院時代はDNAの研究に尽力。少数精鋭の組織や、一人当たりの利益などのデータを見て、濃い仕事ができるのではないかという期待をもってヒューリックに入社。老人ホームの開発を経て、スタートアップへの出資という新しい領域の仕事に挑戦中。
※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。
Careerこれまでのキャリア
入社1年目〜
シニアビジネス開発部にて、老人ホームの取得・開発業務や老人ホームのAI関連の業務に関わる。
入社2年目〜
営業推進部事業投資室との兼務で、ヘルスケア領域のスタートアップへ出資するプロジェクトを開始。事業連携両軸での検討を行う。
入社3年目〜
営業推進部事業投資室兼スタートアップ共創室へ異動。スターアップへのエクイティ出資の検討などに尽力している。
DNAの研究から、
大きな建物をつくる仕事へ。
手応えを感じられる
仕事をしたかった。
大学院時代はDNA関連の研究をしていました。DNAというと遺伝子を想像されると思うのですが、僕の研究はDNAを鉄などのように材料として活用する研究です。DNAを使ってものを作るわけなので、できあがるものがすごく小さい。
つくったものが見えない。顕微鏡をのぞいてやっとわかる。リアルな手応えが感じられないというジレンマがありました。だから、単純に大きなものをつくるっていいなと思った。それが不動産に興味をもったきっかけです。
最初に配属されたのは、老人ホームの開発をおこなう部署でした。部員は部長と個性的な若手5人。少数精鋭であることは知っていたけれど、こんなに小さなチームでたくさんの仕事を担当してるという事実に驚きました。
新人であっても、主体的にどんどん仕事を進めないと間に合わない。建物をつくるプロセスでは、数多くの人が関わります。どんな計画で、どういったスケジュールで進めるのか。経験のない新人であっても責任を持って進めなければいけない。入社した途端、スタートダッシュが始まりました。
1年目の夏、30億円規模の案件。
自分の仕事を後回しにして、
助けてくれた先輩たち。
忘れもしない出来事があります。1年目の夏、大事な社内決裁のタイミングで上司が体調不良になってしまったのです。代わりに担当するのは僕。土地の値段だけでも30億円の案件でした。
うちの部署としても大きな案件。しかも、老人ホームという建物は、何十年も同じ用途で使用する建物になるので、しっかりプランを練ってつくる必要があります。商業ビルのように途中での用途変更が容易ではないからです。社内でも注目の案件を新人の僕が担当する。頭が真っ白になりました。
どうしようかと困っている僕に、最初に手を差し伸べてくれたのは3歳年上の先輩でした。隣に座って一緒に「今やるべきこと」をリストアップしてくれたのです。そのなかで、優先順位をどうするか。2人で話しながら決めていきました。別の部署の先輩も僕のことを気にかけてくれました。読むべき契約書を隣に座って一緒に読んでくれました。
先輩たちも先輩たちで、たくさんの仕事を抱えている。それなのにこんなに頑張ってくれる。なんとしてでもやり切らなければいけないと思いました。結局、この案件は中止になってしまったのですが、多くのことを学ばせてもらった案件として心に残っています。
高解像度かつ的確なアドバイス。
凄腕の先輩たちのように、
頼もしい先輩になりたい。
先輩との距離が近いことは、大きな特徴だと思います。すぐにどこでも相談できる。ぼんやりした課題をぶつけても、的確で高解像度のアドバイスをくれます。「いま工事費が上がってしまって、事業性が下がってしまっているんです…」と資料を見せると、「営業利益の考え方、減価償却の所に工夫の余地がありそうだ。賃貸借契約の条件を工夫したら、少しは改善できるんじゃないかな?」といった感じで丁寧にアドバイスをくださる。
ちなみに、企画書がシンプルであることもヒューリックらしさの一つですね。ほとんどの資料は本紙4ページと別紙5〜6ページくらい。資料を読む、判断することにも時間がかかるので、効率的で無駄のない仕事が、事業スピードにつながっています。
僕は今、スタートアップ企業への投資を担当しています。これはヒューリックが持っていない技術や知見を得ることができる、という副次的なメリットも期待されている事業。個人的にはヘルスケア関連の技術が気になっています。老人ホームの開発に関わっていた経験があるので、具体的に人に役立つイメージも湧きますね。
学生のときは、自分から後輩に声をかけるタイプではありませんでした。まわりに助けを求めることもできなかった。でも、今はどんどん声をかける。つながると、新たな解決策が生まれるかもしれないとヒューリックに入社して実感できたことが大きいと思います。自分がしてもらったように、後輩を助けてあげられる頼もしい先輩を目指したいです。