Interview
人間らしさ。私らしさ。
一生懸命生きることは、
仕事にもつながると思います。

M.M
バリューアッド事業部 / 2013年入社 /
工学研究科建築学専攻卒業
- 不動産部門
- 2010年代入社
- 新卒入社
大学では都市の歴史を研究対象として台湾の都市史を研究。「若いうちから研鑽を積み、早く一人前になれる」「新しい建築技術の研究などの興味深い取り組みをしている」この2点からヒューリックに興味を持つ。2017年に第一子出産。約1年間の産休・育休を経て、2018年4月復帰。2019年に第二子を出産した。
※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。
Careerこれまでのキャリア
入社1〜3年目
アセットソリューション部に配属。不動産の取得・売却・投資業務に従事する。
入社4年目〜
バリューアッド事業部へ異動。用地取得の段階から開発業務を経て、竣工までを担当。ヒューリック初の商業施設シリーズHULIC &Newの立ち上げも担当する。
出産・子育てなどの
ライフプランを考えると、
早く一人前になれる会社がいい。
大学院では都市について研究し、実際に開発に携わりたいと思っていましたが、出産や子育てというライフプランを考慮すると、夢や理想だけじゃ決められないし、早くから経験を積んで早く一人前になれる会社がいい。そう考えていたときに、少数精鋭で海外との共同研究など面白そうな事業にも積極展開するヒューリックは理想の会社だと思いました。おまけに面接時にエレベーターホールまで送ってくださるなど人間的な温かみも。「この人たちと働きたい」と素直に感じました。
一番印象に残っている仕事は、4年目に携わったヒューリック初の商業ビルシリーズHULIC &Newの立ち上げです。何しろ経験者がいないので、他の企業の方に相談に行ったことも。商業ビルというとスタイリッシュなイメージかもしれませんが、裏のプロセスはとても地道です。
大変だったのはテナントの誘致。せっかくの一号店なので、テナントは全て埋めて華々しく開店したかった。ところがなかなか埋まらないフロアが一件。竣工時期との兼ね合いでリミットが迫る中、最後の一件が決まったのは、なんとテナントさまによる紹介。テナントさまはお客さまにあたりますが、まるで仲間のようにお力添えしてくださったことは本当に嬉しかったです。
2017年5月10日、無事に全フロアが埋まった状態で竣工。その時、私は病院にいました。実は前日に第一子を出産。「こっちも無事に生まれたよ」と笑顔で報告しました。

完璧な人間なんていない。
悩んでもいいんだと励まされたこと。
第一子に続き、第二子の時も産休・育休を取得。建物に関わる仕事は中長期に渡るものも多いので少し心配でしたが、2回とも驚くくらいスムーズにお休みに入れました。
大変だったのはむしろ復帰後。何しろスピード感のある会社なので、たった1年で社内外の様々なことが激変していることも珍しくない。追いつくだけでとにかく必死な日々でしたが、乗り越えることができたのは、やはり周囲のみなさんのおかげです。いつも涼しい顔をしている先輩がポロッと悩みを話してくださったり、自分からぶっちゃけ話をして私を楽にしてくださった方も。
仕事と子育ての両立と言葉で言うのは簡単ですが、その間を埋める努力はやはり必要。制度が手厚いヒューリックですが、制度だけでは埋めきれないリアルな葛藤を汲み取ってくださった方々がいて本当に救われました。正直な話、それまでまわりの人のことを、悩まず間違えもしない完璧な人たちに見えていたんです(笑)。そんなことないですよね、みんな人間ですから。

自分らしさを発揮できる仕事が
一番のモチベーションです。
2度の出産を通して、余計な肩の力が抜けたのかもしれません。物事を冷静に俯瞰して見る習慣もつきました。1日の時間は有限で、仕事ができる時間も育児ができる時間も限られている。だから作業一つにおいても全体を見ながら進める。
また、時間がないからといって、とにかく仕事が終わりさえすればいい、という考えには私はなれないんですよね。せっかく働いているので、自分らしさを発揮したい。とある案件で、上司に「君の仕事はきめ細やかさがある。ぜひそれを活かしてほしい」と言われたことがありました。それが、すごく嬉しくて。
産休・育休でお休みできるということは、私がいなくても替わりの誰かがいるということの裏返しだったりするじゃないですか。一時的にはそうかもしれないけど、戻ってきたらもう一度自分の強みや持ち味を活かせる仕事にまた出会える。
商業施設の開発では、子どもを持つ親としての視点が生きる場面もあります。走り回ったり、イヤイヤする子どもに手を焼く経験が仕事に生きることもある。今はプロジェクトマネジメントを任されていますが、メンバーが気持ちよく仕事に携われる環境作りも子育てに通じるものがあるような気がします。いろんな経験をして、学びを体いっぱい吸い込んで、仕事に還元していきたいです。
