Interview

流されるよりも、
自分で流れをつくる仕事の方が
100倍楽しい。

S.T

開発事業第一部 / 2017年入社 /
商学部卒業

  • 不動産部門
  • 2010年代入社
  • 新卒入社

商学部出身。ゼミでは保険について学ぶ。就職活動では、当初は様々な業界を見ていたが、ヒューリックのインターンシップをきっかけに不動産業界を志望。入社一年目からすぐに、案件に深くコミットできる環境と、社員の人柄に惹かれて入社を決める。

※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。

Careerこれまでのキャリア

入社1〜入社4年目

アセットソリューション第一部に配属。不動産の取得業務を中心に、社外営業、事業性検討、契約書作成など幅広い業務に携わる。

入社5年目〜

開発事業第一部へ異動。現在は保有物件の建替、開発を見据えた不動産購入、建替予定の既存物件運用、再開発案件などに携わる。

環境に左右されるタイプだからこそ、
成長環境に身を置きたかった。

良くも悪くも、自分は環境に左右されるタイプ。自分の課題克服も含めて、どんな環境に身を置くかはすごく大事だと思っていました。周囲に流されない主体性はこれから身につけなきゃいけないけれど、やっぱりモチベーションが高い人たちと働きたい。
当時、アルバイト先のカフェで時間帯責任者を任せてもらい、裁量を持って仕事を進める面白さに気づいたタイミングでもありました。

不動産業界に興味を持ったきっかけは、ヒューリックのインターンシップ。立地の特徴や条件、周辺マーケットを踏まえて、建物用途(オフィス・商業等)や施設構成など、様々な角度から開発検討を行う。ただ夢を描くだけではなく、実現性・事業性まで追求する点で、商学部の学生としても、非常に興味をそそられる内容でした。
インターンシップを担当していた社員の方に「なぜここまで主体性を持って仕事に取り組めるんですか?」と訊ねたところ、「同業他社と比べ社員数が少なくて、入社し配属された後は初日から一人前として扱われるからね」とお話しされていたのが印象に残っています。また、女性社員が活き活き仕事を語る姿を見て、「私もあんな風になりたい」と憧れを抱いていました。

「自分の仕事を線引きすると、
成長まで線引きされるよ」
胸に刺さったアドバイス。

スピード感は配属初日から実感しました。最初に配属された不動産売買を行うアセットソリューション部は、取り扱い件数も一件あたりの金額も大きいうえ、即日中に大きな決断を求められることも少なくない。
不動産知識も経験もない中で、周りのスピードにもレベルにもついていけず、足を引っ張ってしまったことも。すごく情けなかった。でも、「絶対に自分の力で案件を前に進められるようになるぞ」という負けん気だけは持ち続けました。

そんな1年目のある時のことです。尊敬する先輩から「自分の仕事の範囲を決めてしまわないようにね。今やっている案件以外は自分に関係ないやと線引きしてしまうと、そこで成長が終わってしまうよ。あれもこれも自分の仕事だ!と当事者意識を強く持たなきゃ。」とアドバイスをいただきました。
確かに、ひとつのことに集中すると視野が狭くなりがち。自分のタスクばかりを見て、プロジェクトや自分の部署、ひいては会社全体の視点が持ちにくくなってしまう。自分の仕事を完遂させることも大事だけど、守備範囲にとらわれすぎず広くアンテナを立てて仕事しなきゃ。大切な気づきになりました。
良い物件情報を得るために、同業他社や仲介業者に走る。定期的な情報交換会を設けたり、同業他社ともネットワークをつくる。地道な努力が実ったのは4年目のことでした。初めて自分自身のルートで大きな投資案件を実現。自分の仕事に線引きしない。アンテナを広く構えて、自分の足で動いたからこそ出会えたチャンスだったと思います。

人の心が動かないと、
不動産は動かない。

現在は開発事業第一部にて、3つの開発案件に携わっています。不動産開発の仕事は、実は泥臭い積み重ねがものをいう仕事。
建物に関わる各関係者との協議や、建物管理会社との連携。図面と対峙しながら設計会社と設計検討を繰り返したり、ゼネコンと施工に関する詳細検討をしたりもします。開発物件の投資額の計算や物件収支の検証も大切な仕事の一つです。
物件を追加購入したときは、資料を集めて現地に足を運び、ビルを細かく調査することも。「何でも屋」と思われるかもしれませんが、いろんなことをやるからこそ守備範囲が広がって視野も広がったようにも思います。
当部では規模の小さな事業会社や個人の方に不動産に関するご提案をする場面がしばしばあります。相手の立場や年齢は様々で、いかに相手の立場に立って話せるかが大事だと実感。「もしかしたら提案を受け入れて頂けないかもしれない…」と弱気な気持ちになることもあります。しかし、それでもすべてを尽くした結果、相手の心が動いて提案が実った瞬間は言葉にできないほど嬉しい。

デベロッパーは理系出身の方が有利だと思っている人もいるかもしれません。もちろん、知識や経験が必要な仕事ですが、それらの大部分は入社後、仕事の中で身に付けられると思います。
私は、この仕事のコアはコミュニケーションだと思っています。自分のメリットだけを追い求めても、相手の心は動かない。言いづらいことでも、必要があればしっかり伝える。信頼関係を築く。それが輪となり案件・プロジェクトとして動いていきます。
開発の世界に飛び込んで、自分なりに頑張ってきましたが、やはり「自分で考える仕事」は面白いとつくづく思います。企画・推進・施工など、すべてのフローを見据えて、いまどうすることが最適解か。決まった答えはありません。
考え出すと、時間を忘れて没頭している時があります。流されがちだった私が、自分で流れを作る仕事にたどり着いた。先輩方・同僚のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

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