Interview
地方創生は甘くない。
だからこそ、
自分を鍛えたいと思いました。

佐藤 路鷹
開発事業第二部 / 2020年入社 /
土木・環境工学系土木工学コース卒業
- 不動産部門
- 2020年代入社
- 新卒入社
学生時代の専攻は、土木・環境工学。研究室の半数が留学生で、修論・学会発表をすべて英語で行う研究室に所属し、異国の文化を感じながら学生生活を送る。自転車で日本を一周した経験から地方創生に興味を持ち、ヒューリックに入社。日本全国を活性化していきたいというビジョンを掲げ、現在は建替開発事業及びPPP事業に積極的に取り組む。
※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。
Careerこれまでのキャリア
入社1年目
開発事業第二部に配属。 札幌・福岡での建替推進業務、錦糸町・渋谷等の複数のPPP案件に携わる。
入社2年目〜
組織編成により、開発事業第二部PPP室に異動。現在は、渋谷の大型PPP案件取得に向け業務を推進する傍ら、新規の建替案件の推進及びPPP案件取得に向け奔走中。
日本各地を旅して、
地方創生がやりたいと強く思った。
大学院では土木環境工学科で土木工学を専攻し、JICAとカンボジア政府の共同研究への参加など国際的な取り組みも多かったので、就職先は視野を広くもって決めたいと思いました。
自分のモチベーションが続くような、働きがいのある仕事とは何だろうか。人生を振り返りつつ考えたところ、地元の風景や学生時代に旅先で見た日本各地の景色を思い出しました。地元鹿児島の温泉地が寂しくなっていく風景を見て歯痒さを感じたこと。サイクリング部で日本一周した時に地方にしかない美味しいものに感動したこと。東京の物産店では買えない地元鹿児島銘菓の軽羹の味。
自分の将来的なビジョンとして、地方の潜在的な魅力を引き出すようなプロジェクトを通じ、より良いものを多くの人々に伝えていく仕事がしたいと思いました。地方でも比較的活気のある駅周辺や公共の所有する未利用地や低利用地、道路や公園等の公共空間で実現することが、効率的・効果的であるはずだと。
そういった事業を率先して行い、経験やノウハウをスピード感を持って蓄積できる環境を求めた末に出会ったのがヒューリックです。駅周辺での開発実績や、PPP事業(民間企業が公共の保有する土地や築古施設を建替及び有効活用するプロジェクト)の実績も豊富にある。さらに、スピード感を持って仕事ができ、とにかく挑戦できる環境が整っていると思い入社しました。

どんなに派手な仕事も、
無数の地道な仕事でできている。
本配属後、札幌と福岡の自社ビルの建替業務を担当。上司が交渉する背中を見ながら、できることを自分で探すことからスタートしました。上司に指示される前に諸費用を計算したり、推進スケジュールを管理したり。
ゼネコンやインフラ会社、地元企業、測量会社など様々な関係者の立場から見たメリット・デメリットを考えながら動くことの重要性も実感しました。
もちろん、「損か得か」という物差しだけで業務を行うべきでもない。
例えば、札幌でのまちづくり団体の方々は、事業収益性よりも札幌市民がいかに喜ぶかを重視されていました。事業者としての視点だけではなく、エンドユーザーの視点に立ってみると、考えるべき事項はどんどん出てくる。資料一枚の作成においても、各関係者の立場を意識しながら進めると、仕事の精度が上がりました。

念願のPPP事業を担当。
渋谷の大型案件に挑戦中。
入社1年目から複数のPPP案件の検討を行っていましたが、1年目の後半から渋谷の大型PPP案件を本格的に担当することになりました。
施設や設備等のハード面での企画提案だけではなく、地域産業の活性化や歴史を考慮した教育サービス、地域住民の要望を汲み取ったスポーツ関連サービスの提供、周辺地域一帯の賑わいを生むエリアマネジメント活動の提案など、様々な企業と連携しつつソフトサービスの企画提案にも携わり、コンペ当選に向け果敢にチャレンジしてきました。
業務を遂行する中で絶対にぶれなかったのは、「この街に必要なものは何か」「人々にどんな幸せを提供できるのか」という本質を忘れないこと。いつか地方創生を取り組む時にも、この考え方が土台になるはずです。
本当に多くの企業・団体と関わるので、自分にない発想・着眼点・スキームの組み立て方など、日々学べる。ヒューリックはメリハリのある社風なので、どんどん前に進むことができる。
また、一人の人間として大切にしてもらっているという実感もあります。だからこそもっともっとやらなきゃ。その想いが次の仕事への原動力になっています。
